緩和ケアの勉強会に参加
ELNEC-Jコアカリキュラムに参加して
2006年に制定されたがん対策基本法及び、同法に基づくがん対策推進基本計画では
「がん診療に携わる全ての医療従事者が基本的な緩和ケアを理解し、知識と技術を習得する」
ことが求められています。
これを受けて、京都府では
がん医療戦略推進会議 緩和ケア部会でELNEC-J(エルネック・ジェイ)コアカリキュラム看護師教育プログラムを毎年開催しています。
ELNEC-JとはEnd-of-Life Nursing Education Consortium-Japanの略です。
エンド・オブ・ライフケアとは様々な言葉で解釈されていますが、ELNECでは
「病いや老いなどにより、人が人生を終える時期に必要とされるケア」と定義されています。
研修の参加者は病院の看護師、緩和ケア病棟や訪問看護師など様々でした。
2日間、みっちりと講義やグループワーク、さらにはロールプレイを実施して多くの学びがありました。
- エンド・オブ・ライフとゆう言葉は単に終末期ケアや緩和ケアの代替え語ではないとゆうこと。
そして、地域社会でエンド・オブ・ライフケアを推進していくためには
病気としてではなく
自分の生の一部としてエンド・オブ・ライフについて考え、周囲の人、大切な人と語り合う文化を創り出すことが重要です。
老いや病いを抱えながら地域社会で生活し続ける人々の暮らし、生活を支え、家族との関係性や生や死に関する価値観、文化を共有する。
これから多死社会になっていく日本で、私たち訪問看護師の役割の重要性を強く感じました。
また、研修会場では再会や新しい出会いもあり、学びに行くことってやっぱり大事だなぁとも感じました。
2日間で学んだこと、感じたことをスタッフと共有して、臨床に還元できるよう今後も精進したいと思います。
板野綾佳(看護師)