吉田が第22回認知神経リハビリテーション学会に登壇!

京都市 上京区 訪問看護ステーション

作業療法士の吉田が、第22回認知神経リハビリテーション学会に登壇しました。




学会は2022年10月1日-2日の日程で行われ、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。




今回、学会長より講演依頼をいただき、僭越ながらお話しさせていただく運びとなりました。




今回で22回目となる学会でしたが、開催地が初の島根県開催(私の地元)であったということもあり、特別な想いで臨みました。




私が依頼をいただいたテーマは、「患者と語る:生活者との対話と臨床」でした。




これは、日々臨床で関わる生活者(利用者様)との対話(一方的ではなく相互的なやりとり)によって、臨床が前進したような経験をレクチャーしてほしいといった内容でした。




このテーマをいただいた時点から、ある利用者様が思い浮かんでいましたので、その方との臨床のお話をさせていただきました。




講演内容を一言でお伝えするならば、「本来の自分の行為を見失っていた利用者様との臨床において、対話がキーになり、一時停滞していた臨床が前進して行為をとりもどすに至った」という内容でした。




今回特にお伝えしたかったのは「行為の改善をめざす際、その人がその行為にどのような意味づけをし、その時点に至るまでにどのようないきさつがあるのかを捉えていくことで、臨床がより具体的で発展可能性のあるものになる」というメッセージでした。




多少なりともご参加いただいた方のお役に立てる内容になっていたとすれば、嬉しいです。




臨床は難しく、悩ましいです。
私は、人が行為をとりもどしていくことの難しさを日々痛感しています。
「人間という存在がもし機械のようであったら、画一的な方法で簡単になおすことができるのかな」とさえ考えることもあります。




一つ言えることは、「諦めたらそこで試合終了ですよ」ということです。




スラムダンクの安西先生に習い、根気強く臨床に立ち向かっていきたいと思います(笑。




今回、本来であれば、現地に行きたかったのですが、所用によりオンラインでの参加を選択したため、参加者との交流とはなりませんでしたが、貴重な機会をいただいたことに感謝いたします。




今日も良い臨床をつくっていきましょう!




作業療法士 吉田俊輔




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