第5回京都在宅医療塾、心不全の緩和ケアに参加
在宅医療塾 の心不全の緩和ケア
の勉強会にいってきました。
毎回、平原先生の講義は大人気で今回も会場が定員超の満員の中の開催でした。
緩和ケアと聞くと
多くの方ががん患者の終末期に対するケアをイメージすると思います。
講義を拝聴するまで、私も実際そうでした·····
しかし、実際に緩和ケアを必要とするのは非がん疾患の方(慢性的に進行する、心不全や呼吸不全など)の方が割合としては多いそうです。
利用者さんの中でも入退院を繰り返しながら少しずつ病状が進行していかれる方も中にはおられます。
そのような方々に、どういった視点で今後介入していくべきか。
治療が終了したから緩和ケアへ移行ではなく
治療の延長線上にある緩和ケア
とゆう、継続的な関わりと倫理観をもって利用者さんとその家族のいっしょに考えて行かなければいけないと強く感じました。
また、グループワークもあり医師と看護師間で意見交換することができました。
医師が何を重要視しているのか、また逆に看護師は何を重要視しているのか。
それぞれの価値観と、意見をきちんと伝え合うことで見えてくる患者さんにとってよい選択。
在宅ではリアルタイムに医師と意見交換することが病院ほど簡単ではないですが
知り得た情報をよりよいものに転換して、上京区を中心とした地域の利用者さんやその家族へ返していけるよう自分自身の看護師としての役割を考えさせられる勉強会でした。
板野綾佳(看護師)